事故や災害に思う

化学工場で事故が起きなければ良いなと思っていたら12月に入っての最初の日に事故が起きた。富士山のよく見える富士市と言うところらしい。
粉体の製品を袋つめしているときに爆発が起こりその後火災になったという。ニュース映像を見るとすごい勢いで、建屋内から火が噴き出していた。残念なことに、現場で作業している人が多く巻き込まれ死者まで出てしまったという。
粉塵爆発というのは、ガス爆発より被害は少ないと思う方がいるかもしれないが過去の事例を見ると多くの死亡者を出す威力のあるものだと思って欲しい。
ガス爆発というのは、着火爆発して爆発は一回で終わる。しかし、粉塵爆発は粉塵を巻き上げながら何度も爆発するので、爆発の範囲も広範囲にわたる。さらに、粉を扱う所は建物などの内部であることから、爆発すると爆風が外部に放散されずに建屋内の爆発となる。更に、周りに作業する人がいるのだから、人が巻き込まれるから被害者が多くなる。
粉塵爆発の事故事例を書いているホームページを紹介しておく。粉塵爆発以外の事故も多く紹介しているので興味のある方は見て欲しい。
http://pe-sawaki.com/wp/wp-content/uploads/2014/07/20081126.pdf

2017年12月02日