事故や災害に思う

検査数値のデーターデーター改ざん問題が続いている。昨年末の、自動車会社の検査資格を持たない検査員による最終検査問題。金属業界での検査データー問題。最近では、新幹線の台車製作時の強度不足問題など問題が続いている。報道はされるものの、時間が経つにつれ忘れ去られていく。
報道も、現場に問題があるような表現でなされている。確かに、問題の原点は現場であるが、なぜ検査部門でそれを防げ無かったかについては深掘りされることはない。
最近のJR台車問題については、検査の話はほぼ素通りだ。現場の監督の資質が低かったと決めつけている。現場には、削るなと表示がされているのに現場は削っていたから問題だと報道されているが、削るなと現場に掲示した人達は一体何を管理していたのだろうか。
事故が起こるのは、危険源が職場に存在するからだ。しかし、それを管理する組織は、企業には存在する。いわゆる管理部門だ。
製造部門と管理部門がバランス良く存在しなければ事故になる。
1990年代にバブルがはじけて、徹底的に削られたのが管理検査部門ではないだろうか。管理検査部門は、トラブルがなくて当たり前だ。何もトラブルがなければ、安易に人を減らせる部門だと経営側には考えられてしまう。結果として、人減らしが行われてきて、今の不祥事が顕在化したのだと考えるべきだ。
バブルがはじけた1990年の検査管理部門の人数と、現在の人数を比較して欲しい。半分にも満たない人数しかいないのが現状ではないだろうか。

2018年03月05日