事故データーベース

世の中に公表されている事故は沢山ある。しかし、案外それを知らない人は多い。その一つが、これではないか。
労働安全衛生研究所という機関がある。独立行政機関だ。いわゆる、公的機関だ。
名前のごとく、事故や災害の研究している機関だ。公的機関であるから、あらゆる事故の情報は集まる。その情報を公開してくれている。
この機関が公表している、事故の情報データーベースがある。爆発火災の事故データーベースだ。
私も、これを使って勉強させてもらっている。先日何気なく、このホームページを見ていたら、データーを追加したとの情報があった。
今までは、1970年代から2000年までの情報だけだったが、もう少し情報を追加したということだった。
1965年~2005年までの情報を公開したという記事があった。
一度は見ていただきたい。一つの事故の概要と、原因がほどよい文字数でまとめられている。
この情報のURLはここだ。有効に活用して欲しい。エクセル版の事故データーベースだから検索もできる。
https://www.jniosh.go.jp/publication/houkoku/houkoku_2018_02.html
但し苦言を言えば、事故の日付が書いていないことだ。何年というおおざっぱな情報しか公開していない。これでは駄目だ。
事故のデーターベースには日付は不可欠だ。なぜかと言えば、事故のデーターベースは、他の事故のデーターベースと比較する必要がある
このデーターベースではこう書いてあるが、他のデーターベースではこのように書かれている。
それぞれを比較しながら事故の本質や要因を調べていくことになる。日付が書いてなければ、比較検証ができない。
このデーターベースに日付を入れていただければ、素晴らしい情報源になる。元ネタには日付があるはずだ。
次回の改定では、是非日付を入れて欲しい。事故情報は公開されて利用されてこそ意義がある。日付を入れれば意義あるものとなる。
数ヶ月かかったが、全てのデーターを読ませてもらった。大変参考になった。素晴らしいデーターベースである

2018年09月23日