粉塵爆発を甘く見ないで欲しい

粉による爆発事故は多い。
粉を扱う工場では粉塵爆発を甘く見ないで欲しい。
粉を扱う工場なら、粉塵をとるバグフィルターという設備が多く設置されている。
製造過程で発生する粉を捕集する設備だ。袋のような物で、粉を集める設備だ。
粉を集める袋は布状の物で一般的にはプラスチック製の布が使われる。
プラスチックは、粉などの粉体と接すると静電気を発生する。
これが粉塵爆発の着火源となることもある。
この為、プラスチック製の布には細い金属線が埋め込まれこの静電気を除去するようになっているのが今では一般的だ。
昔は、この静電気を除去する機構が備え付けられていなくてバグフィルターでは多くの事故が発生してきた。
http://www.adic.waseda.ac.jp/adicdb/adicdb2.php?q=%E6%84%9B%E5%AA%9B%E3%80%80abs
では、バグフィルターだけを静電気除去対策をしていれば安全かというとそうでは無い。
バグフィルターなどを置く架台も、静電気を逃がす工夫が必要だ。
架台が金属なら静電気は簡単に逃れてくれるが、架台がプラスチックなどの樹脂だと静電気は逃げてくれない。
バグフィルター本体だけの静電気除去対策だけでは無く、それを支える架台も静電気が逃げる工夫を怠らないようにして欲しい
バグフィルターの事故は沢山ある。粉を甘く見ないで欲しい。
http://www.adic.waseda.ac.jp/adicdb/adicdb2.php?q=%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%95%

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2018年10月27日