有機溶剤の静電気着火事故

自分が取り扱っている物質の引火点を知っているだろうか。引火点とは、火がつく温度だ。
有機溶剤と言われる物質は、引火点は非常に低い。
例えば、マイナス数度だ。
今時の気温は20度前後だから、簡単に火はつく。
火がつく原因は、静電気だ。
有機溶剤は導電性は無い。つまり、静電気は簡単に逃げていかない。
アースという方法で静電気は逃がせない。
流速が早ければ、静電気は大量に発生する。
この流速というのがくせ者だ。
有機溶剤を流すときには、当然配管がある。
配管の出口が、流速が遅いから安全だと思い込んでは困る。
出口の前の途中経過の流速が早いことも当然あるはずだ。
流速の早いところで静電気は起こっているから。その静電気が逃がせないまま
出口まで到達すればかなりの高電圧のまま出口から液は噴出する。
言いたいには何かというと、長い配管途中で大量の静電気が発生するような状況では
帯電した静電気が逃げなければ出口流速とは関係なく
かなりの静電気が存在するので簡単に着火すると言うことだ。
とにかく、引火点の低い物質はしつこいくらいに静電気対策が必要だ。
常に酸素濃度管理を怠って欲しい。

2019年04月21日