なぜ事故が起こるのか

 事故が起こるのは、人がミスをする、機械が壊れる、物質危険性知らないの3つだ。何千の事故事例を見てくると、この3つにつきると言える。この3つの事故事例を体系的に知っていてくれさせすればかなりの事故は防げる。

 今日は、物質危険性の事故事例のパターンの一例を紹介したい。物質危険性という言葉の中には、私は物理化学現象という意味も含めている。液体の温度が上昇すると液封現象を起こすとか、沸点を超えた状態で突沸現象が起こり事故になることもあるからだ。

 今日紹介するのは、サイホン現象だ。液体が引っ張られて液が流れ続けるような現象を言う。

タンクなどの容器に液を入れ、そこにホースなどが接続されていれば、液がホースを伝って外部に流れ出てしまうことがある。放っておけば、液が流れ続け、タンクの中の液は空となる。

 周りに液が出入りする、バルブを閉めているとタンクの中は真空になり、タンクが簡単に凹んでしまう状況が起こる。

 サイホン現象が過去に事故を起こしていることはある。たとえば上下作業だ。化学工場なので、ストラクチャーと呼ばれる階層階では、上の方で作業をしながら、下で配管のバルブを操作することがある。つまり、上と下とでは配管でつながっているから、バルブを開け閉めするタイミングがある条件だとその配管で、液が下に向かって流れ出すサイホン現象という現象が起こることがある。

 つまり知らない間に、液が流れ続け思わぬ災害になるのだ。

すべては、重力がなせる技なのだが、事故を経験した人しかそのメカニズムはわからない。

 サイホン現象恐るべしだ。

サイホン現象で、ヒヤリや事故を経験した方があれば是非情報を教えて欲しい。同じ事故を繰り返さないためには、皆が情報を共有化すべきだ。

2016年06月24日