流動帯電によるタンク爆発事故 流速を甘く見るな

化学物質を扱う工場であれば、静電気には注意が必要だ。
当たり面ことなのだが、現実各企業で静電気を重要視しているいるかというとそうでは無い。
静電気は目に見えるもので物でも無いからだ。
先日、いつも見ているあるブログを見ていたらこんな情報が目に入ってきた。
徳島市の油槽所で油受入れ中の灯油タンクが爆発
という事故だ。
http://tank-accident.blogspot.com/2019/06/blog-post_17.htm
l2019/5/16に起きた事故のようだが、お役所も公表はしていない。
原因が特定できないと公表しないというスタンスなのかもしれないが、これでは何度でも事故は繰り返す。
事故の教訓を伝える努力を怠ってはならない。
世界の貯蔵タンク事故というブログで公開されている情報を私なりに理解するとこうだ。
タンクに、液を入れるときは
とにかく流速を抑えろと言うことだ
細かく言うと
● 受入時の初期流速は、充填配管の直径の2倍または61cmの深さ(どちらか小さい方)に浸漬するまで、1m/sに制限する。
● 初期流速の制限が終われば、受入流速を増加してもよいが、静電気の蓄積を最小にするため、最大流速は7m/s~10m/sとするのがよい。

ブログの写真を見る限りタンクに窒素シールが行われていないように見える
窒素シールが無ければ爆発混合気ができていたのだろう。
日本で、昔は窒素シールが無かったことにより多くの爆発事故が起きていた。
タンクの窒素シールは、爆発を防ぐ基本中の基本のような気がする。

2019年06月26日