防火用カーボン繊維シートを過信するな

火気工事の安全対策で、防火シートがよく使われている
溶接などの火気工事の火の粉の安全対策用だ
使うのはいいのだが、その性能を過信しないで欲しい
防火シートは、火がつかないわけではない
つまり燃えないという保証は無い
それなのに多くの人が燃えないと思っているから発火事故が送る
カーボンでできているのだから、炭素は燃えると思わなくてはいけない
昔は、防火シートは石綿でできていた
石綿は燃えないので、完璧な防火対策ができた
ところが、石渡が使えなくなり完璧という言葉はなくなった
防火用カーボン繊維シートは瞬間的には1000度以上の温度に耐える
ところが、大気中で150度以上では徐々に酸化蓄熱して火災の原因になる
たとえば、溶接の火の粉をこの防火シートにくるんで放置しておくと時間がたって蓄熱して発火する事故が多い
防火シートは、値段により性能も異なる
工事担当者は、防火シートの性能についていちど勉強して欲しい
火気工事現場周辺の水まきや燃える物を徹底的に取り除くことも忘れないで欲しい

2019年07月31日