たかが溶接と思うな

溶接は、金属を溶かしてつなぎ合わせる方法だ。
接合する部分を、高温にして金属を溶かし互いの金属部をつなげてしまう手法だ。
当たり前のような技術だが、この金属溶かすタイミングや温度の調整が難しい。

化学プラントで問題となるのは、溶接の失敗で時間が経ってから漏洩事故を起こすことだ
溶接が少々悪くても、すぐには問題となっては表れない
腐食が進行して、溶接部の悪いところが出てくれば穴が開いて漏洩事故に結びつく
いわゆる溶接欠陥という物で事故が繰り返し起こっている
https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure/welding/trouble/surface.jsp
溶接の善し悪しは、見た目でもわかる
溶接棒などを使うアーク溶接と呼ばれる手法は、人間の手作業だ
溶接部分は、波のような跡が残る
その波の部分が、等間隔できれいならうまい溶接だ
間隔がバラバラで、しかもぎざぎざであればうまい溶接ではない
写真で溶接の善し悪しを見比べてみると良い
http://www.monozukuri.org/mono/db-dmrc/arc-weld/case/skill/sk25.html
たかが溶接と思わないで欲しい。
溶接は職人芸だ。 化学プラントの、高温高圧部は腕の良い溶接士を使って欲しい。
技術の無い溶接技術者を使えば何十年後に事故となって表れる。
たかが溶接と思わないで欲しい

2019年09月04日