研究所でのガラス器具洗浄中の破裂事故

今回も研究所での事故事例について紹介する
生石灰という物質を知っているだろうか
乾燥剤などにもつかわれる物質だ
この物質は、水と反応する性質がある
反応を始めると、150~300度にもなる
条件によっては800~900度にもなるという
あるとき、研究員がフラスコで生石灰を使う実験を終え、内部を水で洗浄し始めた
当然水が入れば、生石灰は反応を始め水はあっという間にお湯となり沸騰を始めた
あっという間にフラスコ内の蒸気圧が上がり、ガラス器具が破裂したという事故だ
不幸なことに、飛び散ったガラスの破片が頸動脈を切り研究員が即死したという事故がある
山口県にある大手の企業だ
洗浄に使う、たかが水と思われるかもしれないが、水と反応する物質は沢山ある
いわゆる水との混触反応が起きればあっという間に温度は上がる
100度を超えれば突沸状態となる
ガラス容器などは、温度や圧力に耐えられず破裂する
水と反応する物質がガラス容器内に存在すれば、洗浄時事故が起きることがあるということだ
たかが水洗浄と思わないで欲しい

2019年10月28日