事故や災害につながるキーワード その-3 改善提案

今回は、多くの企業で実施ている改善提案が事故につながるケースを紹介する
改善提案の多くは、コストダウンや効率化などが関与している
たとえば、従来製品を輸送するのに金属製のドラム缶などを使っていたケースだ
ところが、物流費などを下げるためプラスチック製の軽いドラム缶にするケースがある
中に入れる製品は、静電気を発生しやすい物だったとしよう
金属製のドラム缶なら、静電気はドラム缶からうまく逃げてくれる
ところが、非金属の材質となったとたん静電気が逃げずに着火事故などを引き起こす
フレコンなどもそうだ。
今までは、静電気を逃がす機能を持ったちょっと割高なフレコンだったとしよう
コストを下げるため使い捨ての、静電気防止機能の無いフレコンになったとたん、静電気で火災事故が起こるケースもある
ドラム缶から、フレコンに変更して大きな事故が起きている事例がある
フレコンに変更すれば、梱包費や輸送コストも減るからだ
製品を入れる容器を変えたことによる事故だ
容器に入れる製品は、保管していると製品に含まれている微量な可燃性ガスがしみ出してくる
危険性があるので、密封した金属ドラム缶に今までは入れてガスがでないようにしていた
ところが、あるときフレコンに変更した。フレコンは、プラスチックできた大型の袋だ。
理由は、低温で保管すれば、ガスはほとんど発生しないことがわかったからだ
製造メーカーは、低温の倉庫会社に保管を依頼していたが、倉庫会社側は低温で保管の意味を余り理解していなかった
あるとき、倉庫内の管理温度が上がり漏れ出した可燃性ガスに着火して大きな火災になったという事故だhttp://www.shippai.org/fkd/hf/HC0200111.pdf
改善提案も変更管理が大切だ

2020年02月05日