なぜ事故が起こるのか

 最近の事故原因としてよく取り上げられるのが、「設備の老朽化」と「団塊の世代の退職」という2つのキーワードだ。前者は、ハード面の問題で、後者は技術伝承など人にかかわるソフト面の問題と考えることもできる。

 しかし、設備の老朽化と言っても、機械が悪いわけではない。設備は、人が異常を監視し、寿命予測を行うわけだから人間側にも管理や能力面で問題があったと考えておく必要がある。異常を予見する能力だとか、異常の兆候を効率良く見つける能力が低下すれば、事故が起こりやすくなる。

 言葉を換えると、決められたことを決められた通りにやる能力だけでは事故を未然に防ぐことは難しい。色々考えて対応する、「考え抜く」力が今もとめられている。

 先日、危険物施設の事故の傾向や技術伝承について、川崎の消防が各企業の安全担当者にアンケート調査した資料を見つけた。川崎市のホームページで紹介されている報告書だ。技術伝承などに興味のある方は、一度見て見ると良い。

http://www.city.kawasaki.jp/840/page/0000066065.html

2016年10月12日