計装技術の変革

前回は19年前の自分の事故体験を書いた。 今回は少しさかのぼって約半世紀ほど前の話から始めて見たい
1970年代前半に千葉にある石油化学コンビナート企業に入社した。 入社して始めて携わったのが計装という分野である
学校では化学を学んだが計装という世界は全く知らなかった
入社して1ヶ月ほど研修を受けたがなにもわからない中で勤務は始まった
最初は毎日毎日先輩についていくOJTである
仕事は計装トラブル時の対応だ 先輩について見よう見まねでなにをするのかを学んでいった
計器が壊れたら代替機をもっていって交換すると言うのが仕事だった
計器の取説を読んで故障時の対応法を学んで行った
計器はただ交換すればいいわけでは無い 危険な流体を取り扱う計器もある 安全に液を抜き出すのは結構なノウハウがいる
調節計を交換する時は、手動操作にして縁切りをする 手動調節器という機械を用意して手動運転状態にする
調節計の交換前にPID設定値を写し取って、代替機にも再設定してやる
交換したら、自動運転に切り替えるのだがうまく制御してくれるかいつもひやひやだった
まだまだ空気式計器とトランジスター式のアナログ計器の時代で原理は簡単で理解はたやすかった
まだまだ一部計器には真空管も使われていた
それから10年程度でデジタル式の時代が現れDCSという道具を使いこなすようになった
1980年代に入るとDCSも高機能化が進んでいった 処理ループ数や通信速度が飛躍的に速まりプラントを統合して統合計器室時代が始まった
1990年代になるとフィールドバスなる物が現れた。現場計器と計器室にあるDCSがネットワークという形で情報がつながり始めた
2000年頃に計装という世界を離れてしまったがものすごい進歩の中にいたと感じている
計装の歴史を書いたこんな情報があるので興味があれば読んでみると良い
https://www.azbil.com/jp/corporate/company/history/pdf/history100_12.pdf

2020年04月26日