インドでガス漏れ死傷者多数

ネットニュースでタンクからのガス漏れ事故が報じられていた
深夜に工場からガスが漏れ、10人以上が死亡し、1000人近くが病院に運ばれたそうだ
インドでもコロナのせいで化学プラントを停めていて再稼働を始めた時に起こったらしい
https://www.afpbb.com/articles/-/3281972?pid=22352151
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200510-00000024-jij_afp-int
写真を見ると、タンクから煙が出ている スチレンという物質を保有していたそうだ
http://www.jsia.jp/sm/index.html
http://www.jsia.jp/sm/sm_01.html#T_b
スチレンは毒性がある 沸点は145度だから かなり温度が上がらないとガスは発生してこない
ただ、反応性物質だから反応は上がれば温度は上昇する
酸などとの混触反応も起こるという

過去のタンク事故を紹介しておく タワーからの廃液を入れるタンクで起きた事故だ
廃液の温度が上がり反応を始めタンクが破裂してガスが漏れた事故だ
確かタンク内の冷却と撹拌がうまくいかなかった事故と記憶している
http://www.shippai.org/fkd/cf/CC0200008.html

インドの事故はまだ原因はわからないがコロナのせいで長期間タンクに保存していた時の温度管理などに問題があったのかもしれない
タンク内の冷却水や撹拌を止めていれば徐々に反応が進み温度は上昇する可能性はある
いずれにせよプラントを停止している間が長くなればなるほど事故は起こり易い
停止期間中は、必要人員しか現場に残さないから管理密度は小さくなるからだ
人が沢山いれば誰かが異常に気づく しかし、人がすくないと異常に気づく確率は減る
日本も省人化で人はどんどん減っている 
教訓とすべき事故だ

2020年05月12日