現場監視人の重要性

定修工事など工事をしているときに現場監視人という人を配置する。
例えば溶接工事現場などだ。
溶接火の粉で万一火災が発生すればすぐに作業員が火を消すことが出来るとは限らない。
現場に、常時作業状況を監視する人がいれば、火災が起こってもすぐに消火器を使って火を消せることが出来る。
現場監視人が安全を確保する重要な役割を果たしてきた。
ところが昨今は現場監視人がめっきり減った。コストダウンのせいだ。人減らしだ。
では溶接工事を発注した側の、社員がパトロールを強化しているかというとそうでは無い。
社員の数も人減らしで、減らしているのだから、現場を細かくまわる余裕は発注者側にも無い。
結局、工事現場の管理密度は極端に減っているのが今の現実だ。
現場の管理密度を下れば、万が一の異常の対応能力は減る。
安全とコストとの問題はあるが、現場では何が起こるかわからない
現場の監視人など安全の監視コストの削減は安易に行えばどこかでつけが回ってくる。
何か異常が起きてしまえば、一人で対応することは難しい
誰かの力を借りなければ、被害を最小化することは出来ない
IOTの力を使えばいいのだろうが、それにもやはりコストがかかる
機械には能力の限界もある。総合的に臨機応変に対応できるのはやはり人だろう。
現場監視人の役割を評価して欲しい
リスクの高い工事には現場監視人をおいて欲しい。

 

 

2020年05月30日