2019年の消防統計が発表されていた

消防庁から、昨年のコンビナート地区での事故統計と危険物施設での事故統計が発表された。
毎年5月末に発表されている。
コンビナートでの事故統計だ
https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/items/778a9538490d926ff9043e5db8331459fe204639.pdf
2018年と、2019年と比較すると、件数は2019年は減っている
これは、高圧ガスで漏洩の定義が変更されて、微少漏洩は計上しなくなったせいも関係しているのだろうか
役所が違うのでその記述はない
件数が増え時は論評しているが、減ったことには触れられていない気がする
2019年は実質件数は横ばいだ
22/26頁から主要事故の記述がある。
しかしどれも報道すらされていないものばかりと感じた
事故の事実を伝えるだけではなく、事故からの教訓がもう少し欲しいところだ


こちらは危険物取り扱い施設での事故概要だ
https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/items/200529_kiho_02.pdf
危険物施設の数は減っているのに、危険物事故の件数は確実に増えているとの記述がある。
背景にあるのは、管理密度がどんどん減っているからだろう。
つまり、人も金も投資は減っているはずだ。そこに背景はあるのだろう。
平成元年と、令和元年と事故件数を比較しているが、平成元年はバブルがはじけて企業は不景気だったはずだ。
つまり平成元年から10年くらいは、設備の稼働率は低いときだから、単純に現在と比較するには少し無理があるのだろう
過去と比較は本当に難しい
31/34頁から、2019年(令和元年)に起きた主要事故の概要が記載されている
参考にするのも良いだろう

相変わらず元号で発表している。 グローバル化の中そろそろ考えを変えられないのだろうか
せめて西暦を併記書きすることくらいやって欲しい

2020年06月03日