安全装置の設計-機械的インターロックか-電子式インターロックか

動力機械が動くところには必ず挟まれ巻きこ粉まれの災害がある
これを防ぐ為に色々な災害がある

事故の再発を防ぐには二つの方法がある 一つは、教育だ。事故の悲惨さを伝え意識レベルで事故を防ぐ方式だ
この方式は、長期的効果は無い。時間が経てば人が変わり、教育を受けた人そのものが
職場にいなくなるのだから、技術は伝承されない 時間が経てば人は忘れるからだ
一方何らかのハード対策を取れば、人とは関係ない
人が変わっても、事故を防げる確率は高い

事故が起こったら、再発防止で考えるのは、ハードとソフトの対策がバランス良くとれているかだ
ハード的な安全対策はやはりお金がかかる
とはいえお金のかからないソフト策を安易に優先して採用するとそれもリスクを引き去れないままリスクは永遠に残る

例えば、光電センサーなどを使って、人が入り込んだとき安全対策をする事例は多いはずだ
センサー単価は安いから案外多く使われている安全対策ではある

それでも事故は起きている。センサーとて故障していることもある。 センサーが作動した時のシーケンスの設計が
間違っていて人が巻き込まれる事故もゼロでは無い

本質安全的に、物理的な扉を新設してハード的立ち入りをさせない方策も必要だ 
それに加えて、電源を切断するインターロックなどを備えていれば更に安全だ

リスクアセスメントで対策を打つときはシンプルで本質的な対策が打たれているかみて欲しい
複雑な回路が入れば、設計ミスで本来の機能がいざという時に動作しないこともある

安全対策設備を設置したら、それで満足せず、ほんとにそれが機能するかあらゆる条件で検証チェックして欲しい
システムが複雑になればなるほど、いざという時に思い道理の機能は出ないかもしれないと考えて欲しい
シンプルイズベストの考え方は大切だ

 

 

2020年09月25日