経営と安全-経営者の目線で説明できる安全担当者

安全投資をいくらにするか悩むところである
利益の何%投資すれば安全は確保できるのだろうか?
修繕費は、利益の何%が妥当なのだろうか?

安全担当者としては悩むところではないだろうか
設備はどんどん老朽化するのに修繕費は減らされる 矛盾があるのだろうが会社の方針は現実そうだろう
設備がどんどん老朽化すれば修繕費は増やさなければいけないのだが、現実経営はそう判断はしてくれない
反論はしても、それを考えるのが君たちの仕事だろうと経営は言い張るはずだ

確かに、技術者は最新の技術を導入してリスクベースの保全を目指し修繕費削減に答えなければいけないのは事実だ
最新の技術を使いこなしていくにせよお金はかかる

安全担当者は、いかに経営からお金をきちんと引き出せるかだ
その為には、リスクを明確に表現できる技術が必要だ
ただ危険だ、危険だと叫んでも経営からお金が出るわけでは無い
今どの程度リスクが存在し、それに対処するにはこれだけのお金が必要だという説明が必要だ
それでも、満額得られるわけではない
最悪の事態を考えながら、与えられた修繕費でリスクヘッジをするのが保全担当者だろう

そうは言ってもイエスマンでいいとは言っていない
経営トップには、きちんとリスクは目に見える形で安全担当者は説明して欲しい

専門用語ではなく、経営者でもわかる言葉で説明して欲しい
安全を経営者の目線でわかる安全担当者が多く育って欲しい

 

 

2020年09月27日