建屋内の工場火災に思う-事故発生時の広報

先日宮崎県の延岡という所で半導体関連の工場で火災が起きた 建屋内火災で数日間燃え続けた
https://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_48297.html
建屋の中で火災が起こると消火は難しい 中への突入消火は難しいからだ 大量の黒煙が発生し、熱風が屋内に大量に滞留するからだ
https://www.tokyo-np.co.jp/article/63328/
地元住民などへの説明もうまくいっていなかったようだ
https://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_48352.html
https://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_48361.html

工場では色々な化学物質を扱う 火災が起きれば電気ケーブルなども焼ける 材質によっては塩素ガスなども発生する
火災の煙には色々な成分が入り込む 半導体工場には、発火性のガスもある 今回は、シランという爆発性の物質もあったようだ
シランというのは過去にも火災や爆発を起こしている その情報も不安を与えたのかもしれない
https://togetter.com/li/642732
この企業は、約20年前の2002年にも別の工場ではあるが延岡で火災が起きている
このときも長時間燃えた 9,000人以上の避難勧告が出て,工場は20時間以上燃え続けた。
その後,操業再開まで1年間かかっている とはいえこの時の広報などの対応は高い評価を得ていたらしい
https://rmcaj.net/www/_rmca/cramschool/rm_lab/029/140701_8.html

当時ははまだ、団塊の世代と言われる事故を色々経験した人達が企業には沢山いた
それらも、功を奏したのかもしれないが、あれから20年事故対応を経験した人はみんな退職してもう企業にはいない

事故発生時の広報や危機管理は難しい 常日頃からの地元との連携も大切だ 
最近建屋内の工場火災も増えている気がする 事故を想定しての、危機管理対策を練っておくことも大切だ
今回の事故で気になったのは、事故が起きたのは大手化学企業の関係会社だ 本体工場では無い
本来なら関係会社の事故で済まそうと考えていたのだろうか  そこが本体側の動きに20年前とは違いがあったのかもしれない
経営上の関係会社の立ち位置と、事故が起こったときの位置付けは違うと考えなければいけないのだろう
本当のところはよくわからないが、そんなことを思わせる火災事故である

イラスト出典は、イラストポップ無料提供サイトより

 

2020年10月26日