証券取引所のコンピュータ停止時の記者会見-危機管理好事例

実際に事故が起こってしまったような時を、危機という
事故が起こらないようにするのは、リスク管理だが、事故が起きてしまったときは危機管理をすることになる
まず、事故が起きたら被害を拡大しないようにすることだ 事故は、一定の確率で起こるのは避けられない
問題は、いかに被害の拡大を防げるかだ 小さな事故で済ませられるかは重要な危機管理のポイントだ
関係者への対策も重要だ 官公庁との円滑なコワークも欠かせない
マスコミへの対応も重要な危機管理事項だ 事故が起こったときの対策で情報をどう管理するかも重要だ
現場からの情報を誰に集約させるかだ 集約と同時に、関係する部署への情報展開も必要だから情報の共有化も重要なキーワードだ

この前、日本の証券取引所ののコンピューターが停止し大問題となった
マスコミは、コンピューターシステムを製造した企業が悪いとの対応で取材を進めていた
コンピューターも機械であるから,故障しないわけではないはずなのだが,機械が悪いとの決めつけだった
故障を回避する対策を行っていても100%機械の故障を避けられるわけではない
この時、機械メーカーが対応したときの謝罪会見の情報が公開されている
非常に上手なマスコミ対応だったという
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%E3%81%AE%E6%83%85%E5%A0%B1%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/2020%E5%B9%B410%E6%9C%8826%E6%97%A5%E5%A0%B1%E9%81%93%E3%80%80%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E8%A8%BC%E5%88%B8%E5%8F%96%E5%BC%95%E6%89%80%E3%81%8C%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0
事故が起きてしまったときのその後の対応に参考となる情報だ
その後の,展開を見るとコンピューターを製造した企業だけに責任を負わせるには無理な状況がわかってきている
証券取引所そのものが,このような事態が起きたときの危機対応をしっかりと考えていなかったことも背景にあったという
機械の故障が原因の事故や災害は必ず起きる
事故や災害は機械だけのせいにしないで欲しい
昨日も海外でも証券取引所のシステムトラブルが起きてているようだ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201116/k10012715021000.html
危機管理、すなわちトラブル発生時の備えをしっかりとして欲しい

 

2020年11月17日