電気設備の安全

電気設備の設計や維持管理で事故が起こることがある
電気設備で起こる事故のパターンとしては感電や発熱や短絡による火災事故がある
感電は、電気のSWも切らずに電気設備に触れるから起こる
電気が流れている状態で触れば当然感電する
原因は、電気を知らない素人が手を出すか、ついうっかりでおおもとの電源SWを切り忘れるかだ
100V程度の電圧ならテスターで電圧を測るのはいいが、何万ボルトにもなるとテスターでは安全の保証は無い
知識のない人が電気設備を扱うのは困りものだ

電気のSWにも2種類ある。電流が流れている状態でも安全にSWを作動させられるものもある
電流が流れていると、SWを切ることができないものもある
電気を切るというのはたやすいことではない
電気を切り離そうとすると、電気の性質はいつまでも電流が流れようとする性質がある
それを無理矢理止めて電気を切り離すのだからアークという炎が発生する
炎を消す設備がないとそう簡単にSWを切り離すことはできない

大量に電気が流れると事故になる その為、過電流遮断器という安全装置がある
想定外の大電流が流れると自動的にSWを切る仕掛けになっている
ヒューズという安全装置もある 異常な電気が流れると発熱するので熱で溶けて異常電流を遮断する設備だ

電気は漏電というやっかいなトラブルもある 地絡とも言う
絶縁が落ちて、電気が大地に漏れてしまう現象だ
この現象に対する安全装置として漏電遮断機がある 大地に少しでも電流が漏れればたちどころに検知して電気を遮断する

このように、電気設備が万一故障しても通常は、火災や感電が起こらないように電気設備は設計されている
しかし、設計が正しくなかったり、設計道理安全設備が設置されていなければ事故は起きる
しっかりと電気の専門家も企業の中で保有しておいて欲しい
電気のように見えないものを扱うにはそれなりの知識と技能が必要だ

 

 

2020年11月19日