業種の違いがあってもリスクの摘出の基本項目に違いは無い

会社に入って石油化学と言う業種で約40年色々なことを経験した
墜落転落労働災害有り、化学薬品による化学災害も学んだ 
計装や電気を扱ったこともあり、22万Vの電気や4~20MAの微弱電流信号での取り扱いも経験した
制御用コンピューターなどのトラブルや、工場管理コンピューターでのリスクも経験した
退職後、RC監査を委託され実施しているので化学薬品を扱う他社の企業実体や設備概況も自分目で見ることも出来た
今年はプレハブ工法などの建材業も訪問し新たな視点も常に加わってきている
工場部門のみならず研究所も色々訪問し事故の芽を感じることができた
計装、電気工事業界とも色々仕事をさせてもらった

色々な企業が存在するが、基本的に事故ののパターンは業種にかかわらず全て同じだ
事故が起きたときに労働基準監督署に報告する事故のパターンは全ての業種に当てはまる
業種によりその比率が、多少変化するだけだ

製造業でああれば、挟まれ巻き込まれのウエイトが増えるだけだ 
製造業は、機械を多く使う比率が多いのだから機械による巻き込まれ災害が相対的に多くなるわけだ

建設業なら、高い所から落ちるリスクが増え墜落転落に重点を置く必要がある
化学産業であれば化学物質による爆発、火災や破裂という災害に注力する必要がある

災害のパターンは、墜落転落に始まり、転倒、--やけど、有害物による中毒--、火災,爆発、破裂、世の中に存在する。
業種により多少その重み付けは変わる

リスクアセスメントに関してはかなり業種別の情報が経済産業省などから提供されている
上手に自分の業種に関わる情報を入手して欲しい
塗装業なら塗装業、メッキ業ならメッキ業関係、鉱山業なら鉱山業という風にだ
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/risk/tosou04_6_1.html
世の中にある情報をうまく使って、リスクの低減化を図って欲しい

 

2020年11月25日