事故や災害に思う-2010年代の重大事故

危険物保安技術協会が募集した第15回「危険物事故防止対策論文」に応募してみたことがある。
消防庁、危険物保安技術協会が主催したものだ。
協賛は石油化学工業協会、日本化学工業協会や石油連盟など危険物を取り扱う業界団体だ。
私もサラリーマン時代にはお世話になった業界なので、少しはお役に立ちたいと思い筆をとってみた。
テーマとして最近の石油や化学企業で起きた重大事故を取り上げてみた。
演題は「最近の重大化学事故と安全管理の盲点」とした。
2010年代に起こった石油精製や化学企業の重大事故をテーマにした
化学会社に入社した40年前から、現在に至るまで化学産業を取り巻く環境はどう変化してきたのかを考察してみた。
切り口は、設計管理に始まり、安全性評価、運転管理、設備管理、工事管理、変更管理だ。日頃頭の中に描いていたことを論文にしようと書き始めたものの、いざ活字にしようとするとかなり大変だった。
努力の甲斐あって、この論文が入賞した。
論文も、危険物保安技術協会のホームページにも掲載されている。
http://www.khk-syoubou.or.jp/pdf/paper/r_15/15rijityou2.pdf
色々な事故を見ていくと、時代の変化に対応してタイムリーに対策を取るべきことがあると感じる
多くの方々が論文を見て、少しでも事故防止に役立ったらありがたいなと思っている。

2021年01月31日