酸は水素を発生物質だと知っていますか

塩酸(HCL)、硫酸(H2SO4),硝酸(HNO3)などの酸は学校で習ったはずだ
化学式を見てもらえばわかるように、Hという記号が含まれている。Hとは水素そのことだ
通常は、2個一緒になって水素(H2)とよばれる状態で水素は存在する
つまり、塩酸や硫酸などには,化学式の中に水素があることから,反応するとこの水素が分離されて出てくることがある
反応して、水素ガスを発生すると理解しておく必要がある。水素は爆発する性質が有り、何らかの着火源があれば爆発する

良く、硫酸などを金属製タンクに入れて保管している時に金属と酸が反応してH2が発生して爆発事故が青こる
金属と酸と化学反応が起これば,水素ガスが発生すると知らないから頻繁に事故が起こるのだ
今回紹介する事故は、フッ酸(HF3)という酸による水素爆発事故だ。フッ化水素とも呼ばれる物質が原因だ
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/pdf/saigai_houkoku_2018_01.pdf
配管に穴が開いていた。穴を埋めることはできなかったので、新品の配管を用意した。温度を加えると加工できる樹脂製(ポリプロピレン)だ
作業員が、このフッ酸を回収する樹脂製(ポリプロピレン)配管部分を修理するため、ガスバーナーで配管部をあぶっていたとき爆発した事故だ
フッ酸は酸だから,製造工程で使用したとき反応により、水素が発生していた
水素は,修理しようとした配管内に残っていたが、パージ除去はされていなかった
フッ酸は水に溶けやすい性質があり、配管内に残っていた水にどんどん吸収され,配管内は負圧になってしまった
配管には穴が開いていたのだから,外部の空気が穴から吸い込まれ、配管内の水素と混じり,結果として爆発混合気ができてしまったのだ
その部分に,補修のためバーナーの火であぶったのだから当然爆発混合気に火がつき爆発してしまったのだ
酸は,水素爆発を引き起こすということは知られていない。だから,事故は起こる
酸という名前がつけば,水素爆発が起こるかも知れないと常に思って欲しい

 

2021年04月21日