電気分解で起こる事故

電気分解という言葉を知っているだろうか
液体に電気を流して、電気で物質を分解して必要なものを取り出す技術だ

水はH2Oだ
電気を加えると、H2水素と 酸素O2に分解される
水素を集めれば、水素エネルギーとして利用できる
この原理を応用すれば、水素で動く自動車もつくることができる
産業界でも電気分解を利用して色々な物質を造り出している
私が昔勤めていた会社でもアンモニアと硝酸を使って、NF3と物質を造り出していた
この物質は半導体産業でも多く利用される物質だ
軍事用としては、ミサイルの燃料にも使われる

半導体産業では、洗浄剤として使われる
この物質を造り出すときに電気分解が行われる
製法上やっかいなのは、電気分解でNF3という物質を造り出すときに
爆発性の水素も発生すると言うことだ
水素は、空気と混ざれば爆発する。爆発範囲も幅広く、低濃度でも高濃度でも爆発する
製品のNF3と言う物質と、H2とは混ざり合わないよう隔離しているのだが、わずかなピンホールでもできると接触する
小さな穴を抜けて水素ガスと、物を激しく燃やす性質のあるNFが混ざれば瞬間的に小爆発が起こる

電気分解でやっかいなのは、漏れた水素が、他の物質と接触し反応することだ
水素はものすごい低いエネルギで反応を始める
反応性に富んだ物質だ
世の中水素エネルギーの利用も進んではいる
でも、水素の発火性や爆発性を甘く見ないことだ

 

出典 パブリックドメインQフリーイラスト

 

 

2021年06月19日