事故文献、書籍等紹介

 混触で事故が起こることがある。混ぜると危険というのは基本的なことなのだが、案外知られていないという現実がある。目の前で、実験して見せたりビデオを見て始めてその怖さがわかってもらえる。

 現場でよく使われている過酸化水素などは、握り拳1つくらいの有機物とまざれば工場のスレートを吹き飛ばす威力がある。とはいえ何と何を組み合わせたらどうなるかはガイドブックなどを便りに調べないとわからない。

よく知られている書籍を紹介しておく 発行されてからだいぶ経つが、ネットなどで購入することも可能だ


化学薬品の混触危険ハンドブック 単行本 – 1997/6  田村 昌三 (監修), 東京消防庁 (編集), 吉田 忠雄  日刊工業新聞社; 第2版


危険物ハンドブック 大型本 – 1998/9  ブレスリック (著), 田村 昌三 (翻訳)

 

データーベースとしては、アメリカ大気汚染局が公開しているものがある

https://cameochemicals.noaa.gov/help/cameo_chemicals_help.htm#t=6_reactivity%2Freactivity_prediction_method.htm

日本ではデーターベースを探してみた物の、残念ながら公開されている物は見つからなかった

日本でも是非混触のデーターベースを公開して欲しいところだ

少しでも混触について多くの人が情報を持ってくれれば事故は減らせるのではないか

2017年03月16日