工場で火災や爆発事故が起きたら-消防などへの情報提供

工場で火災や爆発が起きたら、どう対応するか考えているだろうか
110番や119番へ通報するのは当たり前だが、どのように到着した行政機関に情報を提供するかだ
起きている状況が目で見えるなら対応もしやすい
煙が出ているとか、炎が出ている、爆発音が聞こえたなど状況があるはずだ
そうは言っても、場所の特定は難しい。複雑に入り組んだ配管が錯綜するからだ
事故現場から逃れてきた人からの情報もあるはずだ
行政が知りたいのは、まず火災なのか、爆発なの、有毒ガスの発生なのかだ
火災ならば、消火という手段をとる。ところが、ここで大事なのは水を使うかだ。禁水性物質なら、水は使えない
そこをしっかり情報提供する必要がある。
火災でも高温設備があるかも重要だ。高温設備に水をかけると水蒸気爆発を起こすからだ
爆発が起こったなら、ガス爆発か、粉塵爆発かもみきわめも必要だ
ガスなら、ガス検知器で残留ガスを検知できる。粉塵だと、粉塵と意識すれば対応できるが2次爆発の恐れもある
反応暴走などの爆発は、2次爆発も怖い
有毒ガスの発生や漏洩もガスが特定できればいがそこがわからないと難しい
火災では、有毒ガスが副次的に発生するからだ
自分の工場でどんな事故が起こるかを考えて欲しい
その次に、行政機関に事故発生時どうわかりやすく情報を提供できるか社内で論議して欲しい

事故が起きてから考えるのでは無く、事故が起きる前に色々なことを考えておいて欲しい
事故が起きてから単にSDSを行政機関に提示しても、迅速な対応は難しい
どんな具体的なリスクが存在するか行政機関にわかり易く伝える努力をして欲しい

2021年09月13日