運転中のインターロック検査で起こる事故

高圧ガスの認定工場では,長期連続運転が可能になる 2年、4年などプラントを停めずに長期連続運転ができる
その反面、安全装置の信頼性を確保するためインターロック装置などを運転中に検査することが求められる
運転中にインターロック機能を検査すると言うことはかなりの危険が伴う
運転を停止させないためには、一時的にインターロックを解除したり,装置が停止しないように処置をしなければいけないからだ
運転中にインターロックを検査しているときに誤ったことをすれば当然、事故につながる
2005年に運転中のインターロック検査中に爆発事故が起きている。人為的なミスがいくつか重なって起きている事故だが案外この事故は知られていない
https://www.khk.or.jp/Portals/0/resources/activities/incident_investigation/hpg_incident/pdf/2005-335.pdf
その後、2018年9月26日に大阪の製油所で加熱炉のインターロック検査中に爆発事故が起きている
インターロック検査の準備段階での操作ミスだ。加熱炉の燃料弁が突然閉まり加熱炉が突然失火したのだ
あわてて、燃料弁を開けたため、炉内の未燃焼ガスが高温部に触れ着火爆発したようだ。原因は、弁を動かす計装計器の元弁だ
燃料配管系にある大気放出弁を開けようと、計装空気の元弁を閉めたところ、その元弁は燃料弁と共用されていた為突然燃料弁が閉まったのだ
消防関係の機関が発行している書籍に事故の詳細がある,燃料系のフロー図もあり 参考になるはずだ
http://www.khk-syoubou.or.jp/pdf/magazine/191/kikenbutsu_jikokanren_info.pdf
この事故では、教訓となる事項も多い  高圧ガスの認定検査に関わる方は教訓にして欲しい
検査実施前に,リスクアセスをしたのはいいことだが、安易に定められた手順書以外の余計なことをしたことをしたのが事故につながっている
事故報告書には書かれていないが、インターロックを検査するために失火時の安全を確保する機能も一時的に解除していたのかもしれない
たとえば、失火時は再パージが行われない限り、燃料を自動的に遮断する緊急遮断弁は開にならない安全機能機能をインターロックに持たせているはずだ
このような機能も解除されいたため機能し無かったのかもしれない
もし、失火で燃料を自動遮断するインターロックがなければ、設置して欲しい
インターロックの運転中検査時に,トラブルが起きたときどう対処するかも教育訓練しておいて欲しい
2件の事故は幸い死傷者が出ていないが,爆発事故だから死傷者が出る可能性は十分あった
運転中の検査はものすごいリスクがあると思って欲しい
インターロックの運転中検査時に,トラブルが起きたときどう対処するかも繰り返し教育訓練しておいて欲しい

 

2021年09月28日