詰め込み教育が成功するとは限らない-効果的な教育を常に考えよ

教育に携わる人材は、色々教えようとする。教えるという意識があることはいいことなのだが,教育を受ける相手側の事情があることも意識して欲しい
教育をする先生は沢山教えたいと思うのは当然だ。ところが、生徒の視点でみれば、あまり色々言われても理解できないこともある
つまり、相手の受け入れる能力をきちんと先生は考えて講義をしなければいけないのだ
ところが、現実の世界では先生が一方的に自分のペースで合議を進めることが多い
結果として、先生は満足しても、生徒は消化不良で何も伝えてないという教育実態もある
教育というのは、単位時間当たり生徒が吸収できる量には限界があるということを常に考えておく必要がある
短時間に色々なことを教えたいという講師側の気持ちはわかるが、やはり詰め込みは無理だと理解して欲しい
パワーポイントなどを使って講義をするとすれば、一枚のパワポイントの中には理解できる情報量に絞り込んでおかないと無理が起こる
例えば、一枚のパワーポイントの中に数千字の情報を書き込んで説明しても、相手には的確に情報はつながらない
パワーポイントではなくワードになってしまっているからだ
一枚のパワーポイントに数十文字のエッセンスを書き言葉を添えるなら思いは伝わる
タイトルも大切だ。タイトルを見て、何を伝えたいかがわかる表題になっているかも常に検証して欲しい
単位時間当たり、相手に伝えられる情報は限界がある
常に、提供する情報の量をコントロールして欲しい
オーバーフローすれば、大切な情報とて伝わらない
教育をする人は常に、相手の目線に立ち必要な情報をコントロールしながら提供して欲しい
情報の過負荷を考えて欲しい

イラスト出典 文部科学省 https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/056/shiryo/attach/1249678.htm

 

 

2021年10月06日