事故や災害に思う

 安全工学会から1年間執筆を依頼されている。隔月発刊だから6回に分けての執筆である。テーマは、「事故の背景に存在する管理面の教訓」だ。私が知っている、化学プラントの過去約3900件の事故事例から抽出した教訓を書き表すことを考えている。第一回目は、「設計管理」という切り口で教訓を抽出してみた。

 安全工学会は、化学プラント関係のみならず、交通、医療、建設など幅広い業種の集まりだ。私の持っている知識は化学プラントを主体としたものだが、他の業種でも通用するような教訓を特に選び出して書きたいと思っている。

 締め切りが4月末だったので月末ぎりぎりに原稿を提出した。昨日印刷用校正原稿を無事出し終えた。とはいえ、次の原稿を書き始めないとと思いつつある。8頁ほどの原稿だが、皆さんに伝えたいことを抽出しながら書き始めてみると結構時間がかかる。まずは構想から考え始めている。

 次回は、8月号だ。安全性評価という切り口で執筆を考えている。

2017年05月04日