事故や災害に思う

 昨年10月にドイツにある大手化学会社BASFで死傷者の出る大きな事故が起こっている。何人もの人が亡くなり、数十人もの負傷者が出た。原因は、何本もの配管が通っているパイプラインで誤って生きている配管を切断して漏れた油に火が付き爆発した事故だ。

BASFといえば100年以上の歴史ある化学会社だ。アメリカのDUPONなどともならび安全管理には厳しい会社であるはずだ。

誤って生きている配管を切るという事故は、日本でも繰り返し繰り返し起きている。

私も、撤去工事で工事業者が生きているメタノール配管を切りヒヤリとしたことがある。幸い着火はしなかったが、いまでももし火が付いていたらどうなったのだろうとおもう重大ヒヤリだ。

昨年の事故直後に出ている、BASFJapanからの情報は以下のURLで見れる。

https://www.basf.com/documents/jp/ja/news-and-media/news-releases/2016/2016_10_28_Oct_27_German_Time_JP.pdf

 最終レポートを探してみたが現時点では出ていない。

日本でも、工事は工事業者任せになっていないだろうか。安易に現場の立ち会いを減らすとこのような事故はおこる。発注者側の管理体制がどうなっていたのかを知りたいところだ。

 ある英文記事を見ていたら、着火源は近くでさび取りをしていた火花という情報もある。パイプラインの中で、ごく近い位置での同時並行作業が招いた事故なのかもしれない。運転中の火花の出る工事は、しつこい位に現場管理を行うことだ。

 いくら立派な工事計画が立てられていようとも、現場でそれが守られているかを管理していない限り事故は起こる。

安全担当者はしつこいくらいに現場を回ることだ。


2017年05月17日