粉塵爆発に思う--送風機の点検管理の大切さ

昨年の5月にこんな粉塵爆発が起こった
https://www.youtube.com/watch?v=i9D-3DJ-uRU
亜鉛の粉を取り扱う装置を起動していたとき爆発が起きたという
粉末に風を送る送風機で異音がして、しばらくして爆発したという
粉という物は着火源があれば簡単に火がつき、燃えるでは無く爆発することもある
亜鉛は金属だから燃えないと思う人がいるかもしれないが、金属でも条件さえ整えば燃えるのだ
粉になると空気と触れる表面積がどんどん増える。細かくなればなるほど、表面積と増えていく
当然火がつけば、表面積が多いのだから爆発的に燃焼する
http://www.bsb-systems.jp/page0136.html
今回の着火源は、異音がしたというのであれば摩擦熱の可能性もある
ファンの内部の羽根は金属でできている。羽根とファン本体の金属と接触すれば摩擦が起こる
もう一つは、金属と擦れ合えば金属火花も出る。金属火花も着火源だ
過去にも、ファンの摩擦熱で火災が起きている事例も多い
今回この事故の調査報告書が企業から公開されていた
https://www.sakai-chem.co.jp/jp/pdf/pr220107_3.pdf
https://www.sakai-chem.co.jp/jp/pdf/pr220107_2.pdf
原因は、ファンに粉塵がついていたことで、起動したとき回転軸のバランスが崩れたことだ
この結果ファンにつながるシャフトのベアリングカバーに無理な力が加わり固定部が割れたことだ
ベアリング固定がなくなったことでシャフトは激しく振動し、ファン本体部の改修カバーとシャフトが接触した
発火点を超える高温の金属粉が飛び散り、着火源となったというのだ
ファンで異音がしたら、無理に回さないことだ
できれば、定期的に点検をして欲しい
何十年も点検していなければ事故になると考えて欲しい

 

2022年07月17日