事故や災害に思う

尼崎市でスクラップ置き場が火災という記事が出ていた。廃棄物置き場での火災だ。

廃棄物に関する爆発や火災は繰り返し起きている。

http://matomame.jp/user/bohetiku/00f1a92075de27baf1c8

廃棄物倉庫、廃液タンク、廃液ドラム缶、廃液ピットなど「廃」という字がつくと、人間は管理が甘くなる。「廃」というのは、いらないもの。つまり、たいしたものでは無いと人は思い込み癖がある。たいしたものでは無いと、かんがえるとそれは安全であると感じてしまう。

むしろ「廃」という字がつくと「ハイ」リスクと考えなければいけない。

廃液タンクやドラム缶であれば混触で良く事故が起こる。混ぜるからである。廃液ピットなどでは、近くで火気工事をしていたとき油が流れてきて火災になることがある。廃棄物倉庫などであれば、積み重ねたことにより自然発火することがある。

 積み重ねると熱が逃げにくくなる。廃棄物の中で蓄熱が起こる。熱がため込まれるのだ。着火点を越えたら当然発火する。今頃のように、急に気温が上がり始めた頃にこのような事故が起き始める。サーモビュアーという赤外線カメラをお持ちなら、ちょっと現場をそれで見て欲しい。

赤く表示されているところがあればすぐに対策を取って欲しい。

http://www.hitd.jp/html/thermo_gallery08.html

 

 

 

2017年05月21日