参考文献、書籍等紹介

 先月、東京にあるコベルコ科研という企業から頼まれて、化学プラントの老朽劣化に関係する講演をした。1時間ほどの講演だが、老朽化に関する事故事例を紹介した。その後も、老朽化に関する情報を集めていたところいい情報を見つけた。

 高圧ガス保安協会が発行している会員誌「高圧ガス」の今月6月号に、化学プラントの外面腐食に関する特集記事が出ていた。大分にあるエチレンプラントを持つ企業の外面腐食管理についての記事だ。

 どの企業でも、外面腐食は悩みの種だ。特に、保温材を被った配管などはトラブルが多いはずだ。塔槽類や高所にあるものであれば足場の費用も馬鹿にならない。ケレンや塗装も手を抜くと後で大きなつけが来る。地下の埋設配管も防食対策が不可欠だ。 どうしたら効率的に点検が出来るか、しかもコストダウンを図れるか皆さん悩んでいるのではないだろうか。

 こんな悩みに答えてくれるような内容が、高圧ガスの特集記事に載っている。高圧ガス保安協会に加入している企業なら、この小冊子6月後が見れるはずだ。この記事を書いているのは、昭和電工(株)大分コンビナートの工務部長の 谷口芳弘さんというかただ。

 ネットで調べてみると今から10年くらい前から講演されていることがわかる。かなりのノウハウをお持ちのようだ。

高圧ガス保安協会の会員ではないが読んでみたというかたは、東京神谷町にある高圧ガス保安協会の資料室を訪ねると良い。そこに、小冊子高圧ガスもおいてある。閲覧は可能だ。

2017年06月09日