技術伝承

明日は、安全工学会のセミナーで講演する。テーマは安全マネージメントと技術伝承だ。安全をマネージメントするには、危険源をしっかりと把握できる基礎的な能力が不可欠だ。危険源が目の前にあっても、知識や経験が無ければそれに気づくことすら難しい。昨今は、自ら事故や災害を経験することが難しいからだ。自ら事故や災害を経験できないのだから、擬似的に過去の事例に多くを学ぶしかない。しかし、残念ながら過去の事例をわかりやすく伝える情報が少ないのも事実だ。

明後日は、受講生とのグループ討議が予定されている。どんなところに疑問を持ち、どんな情報が欲しいのか聞き出すいいチャンスだ。

ニーズが見えなければ、技術伝承は難しい。一方通行の技術伝承は、出来るだけ避けた方がいい。

相手が知りたいことをうまく伝えていくのが、技術伝承なのだろう。

2016年01月13日