大学でも酸欠死亡事故は起こる
10月20日大学の研究室でドライアイスによる酸欠死亡事故が起きている
https://www.asahi.com/articles/ASTBX2RSZTBXOXIE017M.html?iref=pc_national_$PAGE_TYPE_EN_list_n
低温培養室で停電のため、一時的に室内にドライアイスをおいていたという
関係者への連絡も不完全だったらしい
ドライアイスを室内におけば、一酸化炭素が発生する
換気していなければ、室内に入れば酸欠になるのは当然だ
ドライアイスのリスクを甘く見ていたのか、無知故におこったのかは定かではない
過去にも大学で酸欠死亡事故は起きている
1992年北海道大学で起こった酸欠死亡事故は有名な事故だ
https://hokudaiwiki.net/wiki/%E6%B6%B2%E4%BD%93%E7%AA%92%E7%B4%A0%E3%81%B6%E3%81%A1%E3%81%BE%E3%81%91%E4%BA%8B%E4%BB%B6
南極から持ち帰った貴重な古代の氷を観察する部屋らしい。冷凍機が故障し氷が溶けそうになった
あわてて室内の温度を冷やす為に液体窒素をまいたため、蒸発した窒素で酸欠となり大学の助手と研究員が死亡した事故だ
1990年8月17日企業の研究所で研究員が死亡した事故もある
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen_pg/SAI_DET.aspx?joho_no=000856
研究室内に100Lの液体窒素容器を置いていた
容器から液体窒素が溢れ出ており、低酸素空気が形成されていた。
液体窒素の漏れを停めようと、室内に入り、窒素を吸い込み窒息したと考えられている
これらの事故を教訓に、大学では酸欠のリスクが教育されているはずだ
液体窒素の事故は教育されていたのかも知れないが、ドライアイスのリスクは教育から漏れていた可能性がある
大学でも企業でも、液体窒素やドライアイスの酸欠事故を甘く見ないことだ
教育も社員だけでは無く、派遣労働者を含めて実施して欲しい
研究所の実験室でも最近は多くの派遣労働者が働いている
大学の事務職でも派遣の人達はいるのだろう
無知故に起こる事故を防いで欲しい