事故や災害に思う

酸素分析計の事故事例

排ガスラインなどには酸素濃度を測る分析計が取り付けられている。排ガス中のわずかに残った、酸素量を量るためだ。

排ガスの大部分は窒素などの成分だからどうしても危険なガスでは無いと人は思い込んでしまう。

酸素の分析計は色々な種類がある。可燃性ガスが存在するところでも使える物、使えない物など様々だ。

この中でジルコニア式分析計というのがあるが、この形式は可燃性ガスがあるところでは使えないが排ガスなどの高温ガスの測定が出来るのが特徴だ。

分析計を取り付けた排ガスラインに全く可燃性のガスが入り込んでこないのなら、この形式の分析計を使っても良いが万一可燃性ガスが漏れ込むなら設置対象としては不向きだ。

私も昔、ジルコニア分析計の校正をするために流す標準ガスを間違えて可燃性ガスを含むガスを流してボンと破裂して計器を壊した苦い思い出がある。

雑誌 計装という月刊誌がある。今年の一月から、シリーズ物で計装計器が起こす事故事例を紹介してきている

今月の10月号では、分析計の事例を紹介した。

この中で紹介した、実際の排ガスラインで起こっている事故事例を1件だ。 参考にして欲しい

情報の出典は http://www.pecj.or.jp/japanese/safer/case_list/case_list_H12.html
開いたら、発生日 2000/7/12の事故事例を見てください
NO6の事例です 

 

11,12月号では調節弁や遮断弁などのトラブル事例を紹介する予定だ。興味のある方は見て欲しい

2017年10月18日