老朽化による事故情報
設備の老朽化で事故が起こることがある。「老朽化」というのも、事故のキーワードの一つである。設備は、しっかりと保全していけば古い設備でも、安全に使用できる。
しかし、点検や更新を怠れば事故につながる。事故に至るのは、保全費をけちるのが一つの要因だ。古くなれば、なるほど修繕費はかけていけなくてはいけないのだが現実はそうでは無い。多くの企業は、右下がりに修繕費を減らしてきているはずだ。
もう一つの要因は、検査の場所が外れてしまったことだ。修繕費を削減すれば、検査項目も減らさざるを得ない。確実に悪いところを狙って、検査しなければいけなくなる。その為には、他社の事故事例を多く知っておくことが大切だ。
そうはいっても他社の情報を手に入れることはたやすいことではない。
老朽化をキーにして文献を探していたら、こんな情報を見つけた。海外の事故データーベースを調査して、老朽化をキーにした文献だ。
消防庁の検討会の一つに、危険物施設の長期使用に関する検討会というのがある
http://www.fdma.go.jp/neuter/about/shingi_kento/h29/kikenbutsu_tyouki/index.html
その中の資料に、海外の情報を調査した文献がある
危険物や高圧ガス等、各種危険性のある物質を貯蔵し、又は取り扱う産業施設の老朽化による事故事例について、海外で発生した事例を調査するとともに、維持管理・点検制度等の長期間使用する産業施設に対する対策等について海外動向を調査したものだ。
http://www.fdma.go.jp/neuter/about/shingi_kento/h29/kikenbutsu_tyouki/03/shiryo3-4.pdf
海外で起こった事故は、日本でも起こる。
安全を担当する人達は、一度読んでみると良い