教育訓練の大切さ

事故は知らないから起きる。
なぜ事故が起こるのかは、教育をしてしっかりとやっていないからだ。
事故の原因とやってはいけないことを伝えなければ事故は防げない。
火災になるのは、燃焼の三要素が成立するようなことをするからだ。
マンホールを開ければ装置の中に空気が入る。中に燃えるような物質が残っていれば、火災になるのは当然だ。
マンホールを開けるとは、空気を入れて燃焼の三要素を作り出すことだと考えなければいけない。
ドレン弁を開けて液を抜き出したり、ベント弁を開けて可燃性ガスを大気に抜き出すのは危険な行為だ。
わざわざ化学物質を外に出して空気と触れさせて燃焼の3要素が成り立つ状況を作り出しているからだ。
当たり前のようなことだが、なかなか伝わっていないことがたくさんある。
時間がたてば自然と伝わることは限られている。
時間がたっても伝わらないことは、しっかりと抜き出して教育が必要だ。
訓練も大切だ。教育は頭で学ぶことだが、訓練は体に覚えさせることだ。
いわゆる技能などは、訓練をしなければ身につかない
ポンプを止めるときに停止操作に失敗して液を逆流させて事故になることもある。
滅多にやらない作業は、訓練をしっかりしておく必要がある。

2018年07月13日