消防統計が発表されていた
消防庁から、昨年のコンビナート地区での事故統計と危険物施設での事故統計が発表された。毎年5月末に発表されている。
https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/items/190527_tokusai02.pdf
https://www.fdma.go.jp/pressrelease/houdou/items/190527_kiho02.pdf
今年の発表内容を見ていて気になることがある。
昨年と比べて、コンビナート地区での事故件数が2割も増えていることだ.
件数で表せば252件から、314件と大幅に増えている。今までは、250件くらいを推移していたのだからかなりの増加だ。
事故の内訳を見ると、漏洩が115件から155件とダントツ増えている。漏れによる事故が大幅に増えたと言うことだ。
火災も増えている、130件から146件と増えた。
爆発は、1件から6件に増えた.昨年の1件は非常に少ない特異的数値だ。例年5~6件だから、従来並に戻ったと言うことだ。
コンビナート事故の件数が、300件台の大台を超えてしまったと言うことだ。
業種別に見ると、化学工業と石油精製などで事故の8割を占めている。