粉塵爆発とは

粉塵爆発とは粉を取り扱う時に起こる爆発である
爆発といってもいろいろな爆発があるが、燃える粉を扱えばこの粉塵爆発は起こる
粉塵が爆発するというのは1892年イギリスで火災保険論という文書で書かれている
アメリカでは1924年に火災防止書籍に記載されている
現実に爆発したのは、1878年アメリカで大爆発があった
粉塵爆発は100年前から知られていることだが、粉を甘く見ているというのが現実である
小麦粉も燃える。当然小麦粉でも粉塵爆発は起こる
砂糖も粉状の微粉になれば燃える。粉塵爆発は起こる
日本で記録に残る最初の粉塵爆発は、1931年川崎で起きている。
日清製粉という製粉工場だ。
火災で生産設備の大半を焼失したが、事故を教訓として安全対策にフィードバックして1933年に復旧した。
現在でもこの企業は、これを糧にして粉塵爆発の技術を有している
粉塵爆発とは特別な現象ではない
単に燃焼の三要素が成り立っただけだ
物質が、たまたま粉体だったと考えれば良い
物質が気体ならばガス爆発という。粉なら、粉塵爆発言うだけだ
粉塵爆発はガス爆発と同様な原因で起こる
1つ目は今まで大丈夫だったという考え方だ
事故は、今までと何か条件が変化すれば起こる。
粉の粒径に変化があった、投入方法が変わった、流速が変わったetcだ。
もう一つは、異常に気づく設備が不十分だったという事例だ。
爆発の一つ手前の、燃えるという現象は空気が存在するからだ
爆発混合気にならないように、常時酸素濃度を監視する設備がないとか、点検を長期間しておらず酸素計が正常な指示が出ていなかったという事故事例も多い。
もう一つは人為的なミスだ。手順を間違えるケースだ。
最後は、着火源だ。得てして、粉は静電気を発生する。静電気をうまく逃がせていないと着火する。
粉を甘く見ないで欲しい。

2019年07月25日