化学工場倉庫での火災事故に思う

2019/8/3埼玉にある化学工場で火災というニュースが流れていた
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20190803-00000044-ann-soci
夜の7時頃の火災だという
幸い休日で負傷者はいないようだ
詳細はわからないが、化学物質を取り扱う工場ではあるのだろう
DICという会社名だから、昔の大日本インクという企業らしい
印刷インクなどを製造している企業である。インクが原因なら当然燃えるリスクはある
原因はわからないが、化学物質を扱う以上少し間違えば事故は起きる
この事故も原因が報道されることもなくたぶん数日経てば終わってしまうのだろう
最近暑いので製品を貯蔵した倉庫などでの発火リスクは高まっている
この企業の事故の原因はわからないが、倉庫に化学物質を保管する際には
蓄熱による自然発火対策を怠らないで欲しい
冷蔵倉庫だから安全だと思わないで欲しい
停電になれば、あっという間に冷却装置は機能し無くなる
冷やす能力が原因となる事故は多い
製品などの荷物の積み方にも注意して欲しい
温度に敏感な物質であれば、密着させないことだ
風通しが悪ければ、部分的に温度が上がりすぎて自然発火することもある。
換気にも留意して欲しい
倉庫内の換気扇の故障を見逃せば、倉庫内温度が上がりすぎる
たかが倉庫と思わないで欲しい
化学物質を置いてあれば事故になることもある
製造プラントだけリスク評価していればいいわけではない
倉庫のリスクアセスも大切だ
この時期温度上昇が事故の引き金になることも多いからだ
今後のこの事故推移を見てみたい

2019年08月04日