事故は過信で起こる
事故は過信で起こるという教訓がある
事故と言うものは、そう頻繁に起こるわけではないから忘れた頃にやってくる
10年、20年経った頃に突然事故が発生することがある
その原因にはいくつかある
第一の原因は、長いこと事故が無いと安全だと思い込んでしまうことである
この結果、安全管理レベルが徐々に落ちているのに気づかずに突然何か弱いところで事故が起こってしまうのである
自分の会社の安全管理レベルは優れていると過信するから事故が起こる
第二の原因は、技術力の低下だ
言葉を換えると、技術が伝承しなくなった結果事故が起こるのだ
人から人へ、色々な情報が伝わることで技術などは維持できる
文字だけで技術は伝わるわけではない
人から人への生情報の伝承があってこそ技術は伝わる
特に、伝えなければいけないのは失敗の情報だ
人は、失敗から多くのことを学んで成長していくからだ
成功体験も伝わらなければ問題がある
こうすればうまくいくといういうのが成功体験だ
成功体験をうまく伝えれば、短時間に色々なことも解決できる
問題解決能力が飛躍的に向上する
自分の会社の技術力は優れていると過信するとやはり事故は起こる
現場の人達が、自分の会社は長いこと事故が無く安全だと思い込んでも事故になるが
幹部や経営者が安全だと思い込んでしまっては事故への歯止めはかかりにくい
事故の確率はゼロにすることはできない
企業運営をする限りリスクは存在する
安全だと思い込まないで欲しい
我が社、我が工場は何十年も事故も無かったからといって過信しないで欲しい