逆流というリスクと事故事例 圧縮機 その-2
逆流によるリスクと事故事例をシリーズもので書いているがしばらく中断した
再び、圧縮機が関係する逆流事故について紹介する
圧縮機の吐出側に付いていた逆止弁が破損して、大量のガスが逆止弁から漏れて爆発した事故だ
逆止弁は、スイングタイプという構造だった
https://www.tlv.com/ja/steam-info/steam-theory/other/1307check-valve-3/
逆流を防止する部品である弁は、内部でフタのように動く構造だ
あるとき、圧縮機が急に停止した
再び、再スタートさせたとき内部の弁が破損し、飛び散った金属片で逆止弁本体を破壊し約10cm程の穴が開いた
この穴から大量の可燃性ガスが外部に流れ出した事故だ
しばらくして、蒸気雲爆発のような大規模な爆発が起こったという事故だ
事故の原因は、逆止弁の構造に欠陥があったと言われている
逆止弁は、逆流を防止するのであるから構造上丈夫な部品が使われている必要がある
つまり、逆流による圧力に耐えうる強度を逆流防止弁に持たせておく必要がある
しかし、強度的に問題のある逆止弁が使われていて起きた事故だ
逆流を防止するには、強度のある逆止弁が必要だ
しっかりとしたメーカのものを使って欲しい
事故に関しては、以下の情報を参考にして欲しい
http://www.pecj.or.jp/japanese/safer/case_list/pdf/accident_00209_s.pdf
http://www.pecj.or.jp/japanese/safer/case_list/pdf/accident_00209.pdf