逆流というリスクと事故事例 用役の圧力低下
定修時に、窒素を使ってパージすることは多いはずだ
通常の運転中なら、窒素の消費量は少ない
使用量も一定だから、圧力はほぼ一定だ
ところが、定修時のように色々なところで不規則に窒素を使用すればそうはいかない
消費量が多かったり少なかったりするはずだ
消費量が多ければ、当然窒素の元圧の圧力は落ちる
それに気づけばいいのだが、圧力計がなければ気づかない
窒素を使って装置をパージをしているときには
窒素の元圧は、パージ対象とする装置の圧力以上である必要がある
最初のうちは、窒素の元圧は高いのだが、いつの間にか圧力が下がってくる
結果として、パージ対象とする装置から、窒素の配管へ逆流が起こる事例が多い
0.5MPaの窒素の圧力が、半分になっていたなどの事例報告もある
窒素のなどの用役の圧力は、いつも一定圧力だと思わないで欲しい
大量に窒素を使用する定修などでは、極端に圧力が下がることもあると考えて欲しい