冷却塔の解体工事を甘く見るな

冷却塔に関する火災事故は頻発している
小さな事故はほとんど報道されないから、冷却塔の火災事故は無いと思っている人が大部分だ
冷却塔は良く燃えると思っていた方がいい
多いのは、解体中の火災事故だ
https://newspicks.com/news/1122776/
https://www.youtube.com/watch?v=k8YBmbepJqc
冷却塔は、水があるから燃えないと思っている人が多い
確かに、運転中は水がある
しかし、解体するときは水もなく乾燥している
しかも、冷却塔の内部には水を上手に分散させるためのプラスチック製の燃え易い部品が沢山ある
http://www.reiki-ct.co.jp/img/products_img13_l.jpg
だが、それを知っている人はほとんどいない
解体のため、火を入れ始めて内部にあるプラスチック製品に着火して火災になる事例は後を絶たない
もう一つの原因は、冷却塔内に油かすやわずかな油分が残っていて解体中に着火する事例だ
冷却塔の解体時は内部に燃えるものがあると常に思って欲しい
解体工事では、濡らした状態で火気工事に入って欲しい
可燃物でも濡らしておけば、着火点は確実にあがり火がつきにくくなる
湿度を上げて火がつきにくくなることも考えて対策を打って欲しい

2019年10月24日