仕切り板の事故と教訓その-2
仕切り板は,危険なものなどを確実に遮断する道具としてはシンプルで安価なものだ
半世紀ほど前までは ,仕切り板を使わず手に弁だけで縁切りをしていた
この為、漏れ込みなどが起こり事故が起きていた
確実な縁切りが行われなくて事故が起きていたのだ
では,仕切り板を使えばいいかというとそうではない
やはり,仕切り板を使うことによって副次的な事故も起きている
仕切り板は入れれば,確実に縁切りできると考えるのは間違いだ
縁切りをするなら,どこに仕切り板を入れたら最適かを常に考える必要がある
仕切り板を入れる場所が,適切ではなく起きている事故事例があるので紹介しておく
配管の一部で火気工事を行うため、仕切り板で縁切りをした
しかし、仕切り板を入れた場所がまずくて,仕切り板と弁本体にわずかに残っていた
可燃物が,火気工事側に漏れ込み火災となった事故だ
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/a2p/cnt/f5050/documents/h3071jiko.pdf
配管図を見てもらえば,わかるように仕切り板の入れる場所が悪い
仕切り板は入れればいいというものでは無い
この事故事例は、皆さんの職場でも是非紹介しておいて欲しい
私のブログの中で,過去仕切り板に付いて書いたものがある
時間があればそれを読んでほしい
2017/5/5と5/6
2019/5/16と2日前の2019/12/12のブログだ