金属は燃えると思え

金属は燃えないと思っていたら大間違いだ
ある一定の温度を超え、条件が整えば良く燃える
金属たわしに炎を近づけてあぶっているとしばらくして燃え始める
細い金属の線でできているわけだから、表面積が多い
表面積が多ければ、金属の塊と違い温度も上がりやすく燃え始める
空気による酸化反応が起こる
大気中では無く、綬酸素のがあるような条件ではものすごく鉄などの金属も燃える
こんな事例がある
酸素の通る配管を溶接した際、溶接屑が配管内に残っていた
溶接屑をかたづけることをせず、酸素を流し始めたところ溶接屑が動き回り衝撃火花であっという間に火がつき溶接屑が赤燃した事故がある
酸化反応工程の酸素の配管での事故だ
もう一つこんな事故がある
タワーの中に、金属製の充填物が入っていた
タワー内には、支燃性のガスが流れていた
あるとき、火がつき金属製の充填物が激しく燃えた事故がある
充填物はたわしのような形状で、表面積が多く燃えやすいステンレス製の充填物だった
チタンが、酸素条件下では良く燃えるというのをご存じだろうか
https://www.jstage.jst.go.jp/article/safety/20/3/20_160/_pdf/-char/ja
http://www.titan-japan.com/wp-content/uploads/2017/04/20170413_2.pdf
耐食性があり化学プラントではよく使われる金属だ
金属は燃えないと思わないで欲しい 条件が整えば良く燃えると思って欲しい

2020年01月24日