危機管理か危機対応か
新型コロナウイルスで世の中大変である 先日新聞を見ていたらこんな論説があった
危機管理という言葉は人のおごりであるというところから始まった
経験したことの無いことが起きたら、管理という言葉は適さないというのだ
危機を「管理する」という言葉は、人のおごりの表れだという
管理できると思うから、色々な問題が次々と出てくるというのだ
危機を経験した、ある自治体の長が語っていた言葉だ
管理しようとすると、人は小出しに対策を打つという
先の見えない危機に小出しで対応しても、問題はどんどん広がるだけだと論じていた
危機が起きたら、考えられる全ての対策を大風呂敷を広げるようにリーダーは実施せよと言っていた
とにかく、考えられる全てのことを一気にまず行えというのだ
組織であるから、かならず組織内で反論はある しかし、その反論を乗り越え一気に進ませるのがリーダーの役目だと言っていた
危機というものは管理するのではなく、危機が起こったら持てる対策を総動員して危機に「対応」するのだ
化学プラントでも、とんでもない危機に直面することはある
BCP(事業継続計画)や危機管理マニュアルは作っていても、それはある想定条件でつくられているはずだ
条件を外れれば、危機に対して応用問題を解くことになる 管理では無くやはり対応なのだろう
危機について考えさせられる言葉だった