4月1日に起こっていたこと
今日は4月1日だ。企業によっては今日が年度初めだ。例年ならいろんなイベントが行われるはずだが今年はコロナで難しい
年度替わりでもあるので、過去4月1日という日にどんなことが起こっているのか調べてみた
今から約60年前、1959年4月1日に消防法が改定されている。四日市の旧大協石油で起こったタンク事故が原因だ
http://nrifd.fdma.go.jp/publication/gijutsushiryo/gijutsushiryo_01_40/files/shiryo_no07.pdf
http://www.shippai.org/fkd/cf/CC0200002.html
その当時は、消防関係の規制の制定は、各自治体任せであった。しかし頻発する大規模火災を受け、規制の主体者は国に変わった
国家消防という考え方に変わったのがこの時代だ
1967年4月1日 日本のある企業で、静電気事故防止の為、静電気防止靴の採用を始めたという 今から半世紀前だ
見えない静電気に関心を持ち始めた時代だ
1992年4月1日 耐圧気密時の断熱圧縮についても関心が持たれ始め、断熱圧縮について企業が注意を払うようになったという
しかし、断熱圧縮はいまだに余り理解されていないというのが実情だ
1995年4月1日 統括管理制度に関心が持たれ始めた 協力会社は、きちんと誰かが統括管理することにより事故のリスクが減るという概念から統括制度が活用され始めた時代だ 工事の安全管理に統括という仕組みが入ってきたのがこの時代だ
2000年代に入ると、安全文化などの概念も取り入れられてくる
2004年4月1日 企業でコンプライアンスという概念が取り入れられ、コンプライアンス遵守のルール遵守が始まった
2004年4月1日 高圧ガスの認定事業所では保安管理システムの運用が求められるようになった
危険源を特定しシステマチックな安全管理システムが求められるようになった
リスクアセスメントが法として要求されるようになってきた時代だ
2006年4月1日 労働安全衛生法が改正 工事での協力会社が被害が受けるのを受け、発注者の安全配慮義務などが法制化された
化学物質の危険性など発注者が知見を持つ情報を、協力会社に提供することにより事故のリスクを減らすよう法制化された
2007年4月1日 団塊の世代と呼ばれる人達が、大量退職を始めた時代だ
これに伴い、大量の新規採用が始まった時代だ 若手への世代交代が始まった
2009年4月1日 2008年9月のリーマンショックを受け、新人採用が大きく減らされた
2020年4月1日 コロナ不況を受け、新人の採用が控えられたとの報道もある
技術伝承に支障が無いことを祈る